自動車修理・用語辞典

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自動車修理用語『ERS』

2014年よりF1に導入されたエネルギー回生装置 (ERS) は、運動エネルギー回生MGU-K (Motor Generator Unit - Kinetic)と、排気ガスから熱エネルギーを回生MGU-H (Motor Generator Unit - Heat)します。これら2つのMGUは、バッテリー (Energy Store, ES) や内燃機関(1.6L V6直噴エンジン+シングルターボ)と統合され、ひとつのパワーユニット (Power Unit, PU) を構成されます。同時に、決勝レース中の最大燃料搭載量が100kgに制限された。2013年までのV8エンジンでは1レースあたり155〜160kg程度の燃料を消費しており、従来比35%の燃費向上を実現しなければ、レースペースで完走することは望めません。また最高回転数が15,000rpm、瞬間燃料流量は最大100kg/hに規制されるため、2014年以降はパワーはもちろん「エネルギー効率」が最重要課題となります。一般的なガソリンエンジンの場合、燃料に含まれる総エネルギーから駆動力として抽出されるのは30%程度、熱効率に特化したとしても40%程度が限界です。その点では総エネルギーの半分近くを抽出可能なディーゼルエンジンに劣り、少なくとも総エネルギーの三分の二が排気ガス中の熱エネルギーとして排出されます。新パワーユニットは、これらの無駄に捨てられていた排気熱を再利用することで、市販車に搭載されている優れたディーゼルエンジンと同等のエネルギー効率を実現することが肝となっています。排気熱エネルギーの再利用方法には、航空機や船舶の大型エンジンで採用されたターボコンパウンドという先例があります。運動エネルギー回生が街乗りでのストップ&ゴーに適しているのに対し、熱エネルギー回生は高速道路での長距離巡行時にエンジン効率を向上させるような用途が考えられます。
参考:ウィキペディア

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